長田谷津 Nagatayatsu | 春の散策 | カワウと鯉 | 植と食な話

前回の長田谷津散策はお正月三が日中という冬真っ只中でした。今回は3月中旬の暖かい日に行って来ました。とはいえ、気温が上がったり下がったりの繰り返しが続いているので、景色は春になったというよりは春めいて来た程度でした。

気温が暖かいので人出も有り、親子連れも多かったです。実は、今回は東京の母を案内する為に長田谷津へ行きました。年齢が亡くなった母と同じなので、そう仮に書いただけで実際は長い付き合いの友人のひとりです。故に、前回よりも画像数は少なめです。

そして、いきなりカワウ画像です。その時は、目の前に居た大きな野鳥に驚き👀‼️撮る事しか考えていませんで、水鳥だと分かってもカワウだとは知りませんでした。後日Google検索し、カワウだと判明しました。


鯉の池の柵に載り盛んに羽づくろいをしているカワウ。顔が撮れませんでした。1羽で行動しているのは珍しい様に思えます。しかも黒くありません。まだ若いのでしょうか?羽のディテールがとても美しく写っています。

カワウといえば、宮島でカワウ被害が深刻だとテレビで見たばかりです。カワウが大勢で飛来し魚を大量補食、その場で大量繁殖、そして、高所から投下されるカワウの大量の糞が多くの木々を枯らしているそうです。それを思い出すと一眼に羽が美しい等と言っていられません。まさか、池の鯉を捕食してはいませんよね?カワウさん!この画像を見ると、この落ち着きようから「ここは私の餌場です。」と見れるし、鯉たちが以前の様に人の足音を聞いても寄って来ず、しばらく様子を見てから集まって来ました。鯉は大きいのでサイズ的にカワウは吞み込めないのでは?と思うでしよう。少し検索すると、カワウは無理そうな魚も吞み込んでみるそうです。ただ、トライして無理だったら吐き出すそうです。

例えば、鯉の稚魚がこの池に居たとしたら捕食されている可能性が大きいです。稚魚に限らず小さめの鯉は捕食対象でしょう。だから羽が美しいのか?そう考えると、鯉たちにとっては逃げ場が無いので、天敵が来た場合、この池は地獄絵図になる場合があると思うと何とも言えません。池の面積を埋め尽くさない鯉の数が生存しているのは.. そういうことなのでしょうか?

上画像はこぶしの花です。フワフワ毛に覆われた猫じゃらしのようなのが蕾でした。下画像は1月に撮ったものです。こぶしの木の枝ぶりは、かなりなもので独りジャングル状態です。太い枝から細い枝が垂直に何本も並んで生えている様は凄まじいです。面白いので撮りましたが、後に画像を見て何が何だか分からない様子に削除してしまいました。こぶしの花画像を見ていただければ、激しい枝ぶりが分かると思います。

下画像は野生のスズランです。このスズランを見て友人はこの花の学名はナルシスだと言っていました。下を向いて水辺に写った自分の姿に魅了されているのでナルシストであることが由来だと聞きましたが、検索の結果、ナルシスは水仙でした。そして、花の形状とは関係なく、この学名はギリシャ神話由来のものでした。このギリシャ神話に興味のある方はWikipediaをご覧ください。余談ですが、ナルシストの語源である青年の姿をカラヴァッジオが描いていたのを見て、なるほど。と思いました。

下の画像はカタクリの蕾です。片栗粉のカタクリだと友人は言っていました。検索の結果、このカタクリの地茎のデンプンが片栗粉になるそうです。英名がDogtooth Vioretとあり、日本名からはかけ離れたイメージの名称です。
昔の人々は、このカタクリから片栗粉を採るということをどうして思いついたのでしょうか?友人曰く、植物をそのまま食べるのなら分かるが、コーヒーの様に実を積んで焙煎して飲むという、その工程はどうして思いついたのか?それを聞いたとき、私が思ったのは、何度も失敗を繰り返し、研究を重ねた結果だろうと.. この植物をどうにかしたいという意欲は食に対して必死だった時代背景がある様な気がします。

追記
長田谷津 Nagatayatsuと植物園レポートが増えてきています。一応、観葉植物カテゴリに入れてタグをつけていますが、記事数が増えた場合は.. なんて新カテゴリ付けしたらいいのやら。
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